矯正治療中の歯磨きはどうするの?
矯正治療中は、何らかの装置を装着するため通常より歯が磨きにくくなります。
とし歯科クリニックでは、小学生6年生までのお子さまはお父様お母様の仕上げ磨きをしていただくようお願いしています。小学生、特に低学年・中学年は歯を自分ではしっかりと磨けないので親御さまの協力が必要です。
虫歯の原因はミュータンス菌という細菌。食事を食べた後、食べかすの中の糖質を分解し、プラークを作ります。磨けていないと徐々にプラーク(歯垢)が溜まっていきます。ネバネバしていて歯にべったりとつきます。プラークは最初白色をしていますが、それを放置していると成熟した頑固なオレンジ色をした最悪!!のプラークになるので要注意です。白色のプラークは厳密に言うと食事後8時間程度からつくと言われていますが、オレンジ色のプラークは数週間以上歯ブラシがしっかりできていない状態です。先程も言いましたがオレンジ色のプラークは最悪!!のプラークです。せっかく歯並びがきれいになっても虫歯だらけでは本末転倒です。
そのためには毎日の正しいブラッシング ”歯磨き” が大切です。残念ながらうがいでは落ちません。
また大人と同じで子どもも歯と歯茎の境目に溜まるプラークを取らないと歯肉炎になり歯茎が腫れてブヨブヨして血が出ます。その状態になると唾がネバネバになり口臭の原因にもなります。装置が付いている場合、歯茎が腫れると装置にめり込んで最悪歯茎を切らないといけなくなります。そうならないためにも歯はもちろんのこと、歯茎までしっかりマッサージをするようにしっかり磨くことが大切です。
小学生から親子一緒に口腔ケアに取り組むことでケアすることの大切さを学び習慣をつくりましょう。矯正治療をするにあたり「歯並びのことと一緒にケアもしっかりしていこうね。」とお話をしていただくとよいですね。
もちろん矯正治療で歯並びがよくなれば断然ブラッシングもしやすくなるので頑張りましょう!
🦷🦷🦷 矯正治療中に使って便利な歯ブラシをご紹介します。🦷🦷🦷
【歯ブラシ】四角で角があるものがお奨め *角を使って細かいところが磨けます *14Mはブラシが小さく柄が長い仕上磨き用
【プラウト】 *装置やワイヤー下など細かい箇所が磨けます
【矯正用の歯ブラシ】 *ブラケットの溝が磨けます
まとめ
矯正治療中の歯磨きは本人はもちろん親御さまの仕上げ磨きはマスト
歯のケアについて親子で取り組み習慣づけましょう
日本矯正歯科学会認定医の院長 松澤稔彦がお悩みにお答えします。
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