小学校中学年(3年生)女の子 成長期の治療で受け口を改善し、成長が落ち着いた中学3年生から咬合治療の抜歯する方法で咬み合わせと口元を改善した症例
①小3:初診
➁中3:小4で前歯改善後、経過観察し中3から咬合治療へ
③高2:治療終了、リテーナーで経過観察
はじめのご相談 | 受け口で前歯がねじれているのが気になる。 本人も気にしているので矯正治療をしたい。 |
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カウンセリング・診断結果 | 上顎後退型反対咬合(骨格的に上顎骨が適切な位置よりも後ろに下がっているタイプの受け口)と上下顎とも前歯が唇側傾斜(前に傾斜している状態)をして、上顎の歯列が小さく、前歯だけではなく、横の歯も受け口になっている状態で、骨格的にも歯の位置的にも問題が複合している難易度の高い反対咬合です。 |
行ったご提案・診断内容 | 成長期に行う治療と咬合治療をご提案 咬合治療でOPEにならないように、成長期に受け口の悪化予防を行い、咬合治療で歯並びと口元の改善を行うことを提案しました。 《成長期治療:成長時期にお口の環境を整える治療》 拡大床:上顎第一大臼歯が生えてないため、上顎の側方拡大(幅を拡げる)は拡大床でスタートしました 《咬合治療》 |
治療期間 | 成長期治療:1y2m 咬合治療:2y2m |
おおよその費用 | 成長期治療:42万+TAX 咬合治療:57万+TAX |
術後の経過や現在の様子 | リテーナーの使用良好でMFTコントロールも継続していて、歯並びなど問題なく経過しています。 |
治療のリスクについて | 成長期の受け口治療後は、下あごの成長が強いと成長とともに咬み合わせが徐々に受け口へ戻ることがあるため、成長が落ち着くまでは、定期的な経過観察と適切な成長コントロールを行います。 受け口の再発、咬み合わせが不十分な場合は、成長が落ち着いた後にマルチブラケット法で永久歯をしっかり咬ませます。 凸凹(でこぼこ)や口元の突出が残る場合は、抜歯治療へ移行します。 その他、矯正治療に伴うリスクとして、歯ブラシ不足による虫歯・歯周病、装置による違和感・痛み、口内炎、話しにくい・食べにくい、歯肉退縮、歯髄壊死、歯根吸収、顎関節症の悪化などがあります。 |