高2女子、凸凹を治したい症例

治療前①高2:凸凹・叢生 非抜歯治療

治療中②使用装置


ブラケット

QH

BH

治療後⑤高3:治療終了 治療期間 1Y2M

はじめのご相談 本人が歯並びを気にしているので治したい。
カウンセリング・診断結果 上下顎骨の骨格的な前後的バランスに問題ありません。
歯列が狭く、上顎に凸凹があります、前歯の傾きに問題ありません。
口元にも特に問題ありません。
レントゲンでは気道に問題ありません。
行ったご提案・診断内容 ・上顎の凸凹は拡大で改善が可能で、口元に突出感もないため非抜歯治療を説明しました。
機能的な問題として、レントゲンでは問題が見られませんでしたが、上顎に凸凹ができていることから口唇と舌の力のバランスが悪いことが考えられることを説明し、MFTも行うことを説明しました。

以下装置を使用しました。
・QH:上顎歯列の拡大形態修正をする装置です
・BH:下顎歯列の拡大形態修正をする装置です
・マルチブラケット:歯を動かす装置です
・顎間ゴム:補助的に使用するゴムで、力の調整をします
・MFT:上記と併行して、正しい機能:ベロ(舌)の位置、飲込み方(嚥下)、鼻呼吸、姿勢などの習慣付けを行い口唇と舌のバランスを整え、適正な筋圧中立帯により矯正歯科治療後の歯並びを安定させるために行います
・保定装置:動的治療後は保定装置で歯列形態や咬み合わせを維持、安定させます

治療期間 1年2ヵ月(動的治療期間)
おおよその費用 咬合期治療:968,000円
治療のリスクについて 矯正治療に伴うリスクとして、歯ブラシ不足による虫歯・歯周病、装置による違和感・痛み、口内炎、話しにくい・食べにくい、歯肉退縮、歯髄壊死、歯根吸収、顎関節症の悪化などがあります。治療後適切な保定を行い経過観察が必要です。
また、治療後も舌を上顎の正しい位置に置き、口を閉じて鼻呼吸をすることを習慣づけることが必須です。
上記を行わないとスペースや歯のねじれなどが生じます。