矯正治療のよくあるQ&A
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子どもの矯正治療はした方がいいのでしょうか?
治療をすると次のようなメリットがあります。
成長期のお子様の場合
1.歯並びだけでなく、口元がよくなり見た目の印象(顔立ち、正面、横から見たラインのバランス)が良くなります。
2.顔立ちの成長を促すことで、キレイな口元になり、歯を抜かずに治療をすることができます。
3.でこぼこの改善や口呼吸の改善は、むし歯予防や成人してから起こりうる歯周病の予防になります。
4.咬み合わせの改善をすることで咀嚼機能が向上し、身体全体の健康につながります。また、顎関節症の予防になります。
5.子どもでも歯並びが悪い、出っ歯、受け口、開口などがあると多かれ少なかれコンプレックスを持つことになります。
思春期を迎えたり、成人してからもそのコンプレックスがなくなることはありません。
矯正治療をすることは、お子様がコンプレックスから解放され将来ご自身にとっていい影響を及ぼすと考えられます。 -
矯正カウンセリングでは何をしますか?
矯正カウンセリングでは、矯正治療が具体的にどのような治療なのか、患者さんの現在の咬み合わせがどうなっているかのお話をします。
実際にお口の中をチェックして写真を撮らせていただき、写真を見ながらご説明していきます。
事前に専門のコーディネーターがしっかりとヒヤリングをしますので、聞きたいことの漏れがないようその都度確認をしながら進めます。また治療するにあたり不安に思うこと(痛み、見た目、通院頻度など)や料金、お支払い方法についてもご説明もいたします。
その日にお話しした詳細は一式まとめてお帰りの際にお渡しします。
ご予約はお電話03-5707-7377 もしくは、HPカウンセリング予約フォームからご予約ください。初診から治療開始までの流れは、矯正カウンセリングでご確認ください。 -
矯正カウンセリングを受けたら治療をしないといけないのでしょうか?
矯正カウンセリングは、矯正治療の概要を説明するだけです。
私どもの矯正治療のポリシーを理解して頂いた上で治療を進めますので、治療を始める判断は患者様ご自身でお決めください。
尚、矯正カウンセリング後1週間以内に精密検査のご予約をいただいた場合は、精密検査費の内5,000円を私どもで負担させていただきます。 -
成長期治療って何ですか?
小児矯正治療のうち、乳歯列期、混合歯列期からはじめる矯正治療が成長期治療です。
成長期治療では、成長力での顔立ちの改善や永久歯の生えるためのスペースをつくるのと併行して口や口周囲の機能や環境を改善し、咬合治療で可及的に非抜歯治療ができるようにします。
咬合治療は、永久歯列を綺麗に咬ませ、必要により口元をよくする治療で、成長期治療終了後から移行する場合と、成長期治療は行わず、永久歯に生え変わってからおこなう場合(咬合治療のみ)とあります。 -
矯正治療は痛いですか?
違和感や痛みは、かなり個人差があります。
全くない方もいらっしゃいますが、通常は装置セット後や調整後の翌朝をピークに3~5日かけて1日ごとに緩和します。
ずっと継続することはありませんのでご心配されなくても大丈夫です。 -
治療に適した時期はありますか?
適した時期はありますが、不正咬合の状態や程度により時期が異なります。
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装置をつけて子供がいじめられることはありませんか?
装置をつけているからいじめられるということはありません。
矯正治療は以前のように珍しいことではなく、クラスに同じような治療を進めているお友達が多くいるというのが現状です。
また、学校検診の項目にも不正咬合のチェック欄があり、今後さらに小児矯正治療への理解が深まることと思っております。 -
床矯正はありますか?
床矯正は、矯正治療の中では大変古くからある装置です。この時代は現代のように装置や材料が未発達で他に装置がなかったため用いられました。
現代では、材料の発達に伴い大変優れた装置が開発、応用されているため床矯正だけで治療を行うことはありません。
特に私どもでは、成長期治療から咬合治療への移行はほぼ咬合誘導システムへ進むため、咬合誘導システムでスムーズに咬み合わせができあがるような装置で治療を進めています。 私どもでの「床矯正」は「方法」ではなく「1装置」としての位置づけになります。 -
子供に矯正治療をすることをどうやって言い聞かせればいいですか?
「勉強しなさい」と同じように対応して下さい。 親は勉強の必要性は自分自身で理解できているため、躊躇なく子供に言えます。
しかしながら、矯正治療を子供に言い聞かせるときに親が躊躇してしまうのは、「どうして矯正治療を始めるのか」ということを親御さんご自身が頭の中で整理できていないからです。
幼児や小児は親をよく見ています。親が躊躇していることに子供は振り向きませんので、親御さんご自身がどうして矯正治療が必要なのかという理由を理解していただくことが重要です。
そのためにも少しでもわからないことがあれば、何度でも同じことでも結構ですので何なりとご質問してください。