3才~幼児の矯正歯科治療
3才~幼児で不正咬合(歯並びが悪い状態)であると気づいたら、まずは一度ご相談ください。
以下にご紹介するのは、小学生から矯正歯科治療をスタートするより、この時期から矯正歯科治療を進めることが必要な不正咬合です。この時点で顔立ちはすでに悪い成長へ向かい始めています。
矯正歯科治療はよい成長になるように、そしてシンプルな方法で成長期矯正治療が可能になるように現症の改善をおこないます。装置は就寝時に使用する取外し可能な装置で行います。
強い出っ歯、過蓋咬合
装置
- 成長期矯正治療用咬合誘導装置
- 上顎前歯前方移動プレート
強い出っ歯:上の歯がたくさん前に出ている状態
過蓋咬合:上の前歯が下の前歯を隠している状態で出っ歯に多い
見た目はしっかり咬んでいますが、上の歯が下の歯を必要以上に被い過ぎているため下顎の動きが悪く、食事で咬む(咀嚼)のが苦手で、「よく咬みなさい」といわれても機能的に咬めないタイプです。
受け口(反対咬合)
装置
- 臼歯部バイトプレート
- ムーシールド
- 成長期矯正治療用咬合誘導装置
機能的顎偏位
装置
- 床装置(プレート)
- QH(固定式装置)
- BH(固定式装置)
- 顎間ゴム
- 成長期矯正治療用咬合誘導装置
咬み合わせにより下顎が右側あるいは左側へ誘導されますが、偏位の原因となる部分を改善すると偏位がなくなります。放置すると成長で左右の下顎枝の長さがかわり、下顎が右側あるいは左側へ偏位します。骨格的な偏位は、ブランコのチェーンの長さを左右で変えると椅子が斜めになってしまうイメージです。
開咬
装置
- 悪習癖の除去
- 成長期矯正治療用咬合誘導装置
咬んでるのに歯が咬まない状態です。時期的に友達が増え、よく話をするようになりますが、上手く発音できない言葉や、聞き取りにくい言葉があり、ご家族が気づく時期です。
また、上下の前歯で噛み切れないため下の唇と上の前歯で噛み切るため唇が荒れ、開咬は悪化していきます。